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ドッグヴィル

演技にそれは必要か


残酷描写:精神に来るレベル
性的描写:トラウマレベル
子供に見せられる度:絶対ダメ
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SF映画のメイキングで、監督が「俳優が自然な演技を出来るように、CGではなく実際にセットを作ったんだ」と得意げに語るのをいくつか見たことがあります(リディックとか)。CGを多用したSFなんかだと撮影時は現場になにもないことが多く、俳優は実際にはない宇宙船やモンスターを想像しながら演技をすることになる。それだと自然な演技にならないからセットを作った、と。それって俳優に対する侮辱だと思う。

本作の舞台はある人里離れた小さなドッグヴィルという村です。しかし、そこには一軒の家もなければ草木も生えておらず、空も太陽もありません。なにもない室内にチョークで引いた線と、小道具程度に置かれた家具しかないのです。撮影前のリハーサルか舞台稽古にしか見えませんが、これが本編なのです。俳優はなにもセットがない空間で、想像で作ったドアノブをまわして家に出入りし、想像で作った壁により向こう側が見えない演技をするのです。これぞ演技というものでしょう。しかしこれを超大スターを主役に据えて撮るのは完全にイカレてます。こんな実験的な作品の製作によくぞGOサインが出たと感心しちゃいました。

ある人に追われている主人公がドッグヴィルに匿われ、村人達との交流が始まるという、一見すると心温まるドラマかと思わされますがとんでもない。閉鎖的な村社会と人間のエゴを極限まで描いた究極の鬱映画です。その展開の凄まじさも相まって、「こいつらなにチョークで書かれた空間で演技なんかしてんの(笑)」感なんぞまったくありません。背景が黒いせいか余計に村人のドス黒さが際立ってます。

本作は実験的ではありますが間違いなく映画としてレベルの高い傑作です。が、二度と観たくない。演技を志している人は観たほうがいいかもしれませんがとにかく本作は誰にもオススメしません。観たら観る前には戻れませんよ。

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カテゴリ:映画ーた~と
タグ:個人的評価:☆4個 オススメ度:☆1個 ラースフォントリアー ニコールキッドマン ポールベタニー クロエセヴィニー ローレンバコール パトリシアクラークソン ベンギャザラ ジェームズカーン ステランスカルスガルド
個人的評価:☆☆☆☆
オススメ度:☆
残酷描写:精神に来るレベル
性的描写:トラウマレベル
子供に見せられる度:絶対ダメ





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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

tag : 個人的評価:☆4個 オススメ度:☆1個 ラースフォントリアー ニコールキッドマン ポールベタニー クロエセヴィニー ローレンバコール パトリシアクラークソン ベンギャザラ ジェームズカーン

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